Commelina communis L.

 中学校では、葉の気孔(きこう)の観察によく使われます。
 梅雨のころによく見かける草本ですが、細かいところまで調べてみると、意外な発見に遭遇(そうぐう)することでしょう。
   ツユクサの花は、スズムシが羽を広げたような形です。
 ちょっと見ると、花弁が2枚に見えますが、ほんとうは3枚なのです。
  大きい青い花弁が上に2枚、小さい白い花弁が下に1枚あります。      

  

 右の写真は、観察しやすいように、2枚の青い花弁をとりのぞいたものです。
 3枚のがく片と1枚の花弁が残りました。
 がくのはたらきは、主につぼみを包むことです。
 がんらい、つぼみを包むのは、包(包葉)の役目でした。
 しかし、しだいに外花被がその役目をもつようになり、がくに変化していくのです。
 ところが、ツユクサでは、ふたたび包葉が役目をもつようになったので、がくが不要になってくるのです。
 進化には、進んだりもどったりする、大きな流れに関係のない進化もあるんです。
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